TOP > 技術について > 強く安定した木材と構造
木材を長持ちさせるためには、シロアリや腐朽菌による腐れから守らなければなりません。木材を長持ちさせることは、家の大事な骨組みである構造躯体を守ることになるからです。
「木材の劣化対策」をしないかぎり「構造の安定」はありえないという事なのです。
●阪神・淡路大震災とシロアリによる被害の関連データ●
(朝日新聞: 1995年4月26日)
ランベックスジャパンでは、「乾式防腐・防蟻処理」という方法で木材の劣化対策を行っています。
この処理方法は、一般の処理法に比べて木材内部まで薬剤が浸透し、シロアリや腐朽菌に対して長期間安定した効果があります。
また、薬剤の浸透によって木材の寸法が変わったり、変形させたりすることがなく、施工性にも優れています。
木材をシロアリや腐朽菌から守ることは、丈夫で長持ちする構造躯体を作るための基本であり、見えない部分だからこそ信頼性のある対策が必要です。
一般的な従来の防腐・防蟻処理法(右図)としては、高濃度の薬剤を刷毛やローラーを使って塗布又は噴霧する処理が行われます。
簡単にできる反面、薬剤が内部に浸透しないので、木材が乾燥して割れが生じたときなど、そこから腐朽菌やシロアリの被害を受けることもあります。
木材を防腐・防蟻液加圧注入機に入れ、薬液に浸して高圧をかける方法で、木材内部の80%以上に薬液が浸透することにより、木材の耐久性が大幅に向上します。
乾式加圧注入処理に使う薬剤(ニッサンクリーンCI)は、厚生労働省の規定する毒性区分で食塩よりも低毒な数値を示す無色・無公害の薬剤です。
人の健康に全く影響しないので、薬剤処理した木材を生活空間に接する内装材や造作材などに使っても安心です。
NEO-BASICでは、土台から1階外壁部の通し柱、管柱、間柱、筋交い、1階外壁下地合板まで、1階外壁部の軸組全てに耐久性に優れた「乾式加圧注入処理」の防腐・防蟻処理を施しています。